相談窓口と支援:ギャンブル、借金、詐欺の相談先
国の基本計画は成人の1.7%を「ギャンブル等依存が疑われる者」と推計しており、編集部の計算ではおよそ60人に1人にあたるため、ギャンブルの問題は一部の人だけのものではないと私たちは考えています。どこに相談すればよいか迷ったときに使えるように、このページでは、ギャンブル、借金、詐欺、家族の悩み、命にかかわるつらさのそれぞれについて、公的な窓口と支援団体の連絡先を、確認できた受付時間や費用とあわせてまとめました。
このページの要点
- ギャンブルの問題は、各都道府県と政令指定都市の精神保健福祉センターや、身近な保健所に相談できます
- 借金の法的な悩みは、法テラスのサポートダイヤル(0570-078374)が窓口や制度を案内しています
- 詐欺や契約のトラブルは消費者ホットライン(188)、緊急でない警察への相談は#9110が窓口です
- 死にたいほどつらいときは、#いのちSOS(0120-061-338)が毎日24時間受け付けています
- 本人だけでなく家族も、センターや保健所、家族のための自助グループに相談できます
主な相談窓口の一覧
下の表は、私たちが2026年10月15日に各機関のサイトで確かめた連絡先の一覧で、受付時間と費用については、資料に書かれている範囲だけを載せるという方針をとっています。費用の記載がない窓口もあります。その場合も、無料と書かれていないだけで有料とは限らないため、利用する前に各窓口の案内で費用を確かめるようにしてください。
| 窓口 | 相談できること | 電話・URL | 受付時間と費用 |
|---|---|---|---|
| 精神保健福祉センター | ギャンブルなどの依存症の相談、家族の相談 | 全国精神保健福祉センター一覧 | 各センターの案内で確認 |
| 保健所 | 依存症の本人と家族の相談(電話か面接) | 保健所所管区域案内 | 厚生労働省は電話での予約をすすめている |
| サポートコール(ギャンブル依存症予防回復支援センター) | ギャンブルの問題の電話相談 | 0120-683-705 | 年中無休・24時間受付、通話料・相談料無料 |
| リカバリーサポート・ネットワーク | ぱちんこ・パチスロの問題の相談 | 050-5846-3952 | 月〜金(祝日を除く)10時〜22時(受付は21時30分まで)、相談は無料で通話料はかかる |
| 法テラス・サポートダイヤル | 借金など法的なトラブルの窓口案内 | 0570-078374(IP電話などからは03-6745-5600) | 平日9時〜21時、土曜9時〜17時(祝日・年末年始を除く)、利用は0円で通話料はかかる |
| 日本クレジットカウンセリング協会 | 借金の返し方の相談 | 0570-031640 | 相談は無料 |
| 消費者ホットライン | 詐欺や契約のトラブル | 188 | 最寄りの消費生活センターにつながる、相談は無料で通話料はかかる |
| 警察相談専用電話 | 緊急でない警察への相談(緊急時は110) | #9110 | 全国共通の受付時間はなく、土日祝日と夜間は当直や音声案内などで対応 |
| いのちSOS | 死にたいほどつらいときの相談 | 0120-061-338 | 毎日24時間 |
| いのちの電話(フリーダイヤル) | 死にたいほどつらいときの相談 | 0120-783-556 | 毎日16時〜21時、毎月10日は8時から翌日8時まで、無料 |
ギャンブルの問題は、センターと保健所へ
ギャンブルの問題で最初に頼れるのは、各都道府県と政令指定都市に置かれた精神保健福祉センター(精神保健及び精神障害者の福祉に関する法律6条)と、身近な保健所です。厚生労働省は「まずは、お近くの『保健所』や『精神保健福祉センター』に御相談ください」と案内しており、センターは「各都道府県・政令指定都市ごとに1か所ずつあります(東京都は3か所)」とされ、「こころの健康センター」という名前の場合もあります。
センターでは医師や保健師、精神保健福祉士、心理の専門職などが電話や面接で相談を受けており、2023年度(令和5年度)には全国のセンターに7,776件のギャンブルの相談が寄せられました。国の基本計画によれば、2024年9月末の時点で、すべての都道府県などに依存症の相談拠点が整えられていますが、費用については全国共通の説明が見あたらないため、私たちは、各センターの案内で確かめてから連絡することをおすすめしています。
公営競技やぱちんこの問題を専門に受ける電話相談もあり、表のサポートコールは「通話料・相談料無料」、「年中無休・24時間受付」としているので、夜間や休日に話を聞いてほしいときにも使えます。利用そのものを止めたい場合に、本人や家族が申し込める制限の仕組みは、公営競技、ぱちんこ、IRのカジノに分けて利用を止める仕組みで紹介しています。
借金と詐欺の相談
借金の返し方や債務整理のように法律が関わる悩みは、法テラスのサポートダイヤル(0570-078374)が、問題に合った窓口や公的な制度を案内しています。利用は0円で、かかるのは通話料だけですが、ここでは個別の法律相談を受けていないため、具体的な相談は弁護士会や法テラスの無料法律相談などで受けることになります(くわしくは借金の相談)。
詐欺や契約のトラブルは、消費者ホットライン(188)が郵便番号を聞いたうえで最寄りの消費生活センターにつなぎ、相談は無料ですが、通話料はかかります。緊急でない警察への相談は#9110が全国共通の番号で、かけた地域の警察の窓口につながりますが、事件や事故の緊急時は110番にかけてください。
インターネット上の詐欺などは、警察庁の「全国統一のオンライン受付窓口」からも通報や相談ができ、都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口の連絡先も警察庁の一覧に載っており、オンラインカジノをめぐる詐欺の手口は、当サイトのオンラインカジノをめぐる詐欺の章で説明しています。
死にたいほどつらいとき
死にたいほどつらいときは、#いのちSOS(0120-061-338)が毎日24時間、電話を受けています。いのちの電話のフリーダイヤル(0120-783-556)は毎日16時から21時までで、毎月10日は朝8時から翌日の朝8時まで受け付けており、ナビダイヤル(0570-783-556)は10時から22時まで年中無休ですが、こちらは通話料がかかります。
こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)も通話料がかかり、受付時間は都道府県ごとに異なりますが、厚生労働省の「まもろうよ こころ」のページには、電話が苦手な場合に使えるSNSやチャットの相談窓口も並んでいます。
家族の相談と自助グループ
家族だけで相談することもできます。保健所は「アルコール・薬物・ギャンブル等依存症の家族相談など幅広い相談」を受けており、精神保健福祉センターも家族からの相談に応じているほか、同じ立場の人どうしが集まる自助グループも、本人向けと家族向けの両方があります。私たちが確認した主なグループは次のとおりで、家族が申し込める利用制限など、家族が使える制度は家族の相談にまとめています。
- GA(ギャンブル依存症者のための会):本人のための自助グループ
- ギャマノン:ギャンブル依存症の家族と友人のための自助グループ。電話・FAX 03-6659-4879(毎週月曜・木曜の10時〜12時)、オンライン専用のグループもあります
- GAFA:家族と友人のための自助グループ
- 全国ギャンブル依存症家族の会:家族の集まり(予約不要、1,000円)。連絡先090-6737-8665
- ギャンブル依存症問題を考える会:本人・家族・友人の相談専用電話070-4501-9625(受付時間の記載はありません)
よくある質問
ギャンブルの問題は、まずどこに相談すればよいですか。
厚生労働省は、まず近くの保健所か精神保健福祉センターに相談するよう案内しています。センターの連絡先は全国精神保健福祉センター一覧で探せます。
本人が相談に行かなくても、家族だけで相談できますか。
できます。精神保健福祉センターと保健所は家族からの相談も受けており、ギャマノンなど家族のための自助グループもあります。
相談にお金はかかりますか。
窓口によって違います。法テラスのサポートダイヤルの利用は0円、消費者ホットラインの相談は無料で、どちらも通話料はかかります。費用の記載がない窓口は、各窓口の案内で確かめてください。
出典と参考資料
- 依存症の相談先と専門家の案内(依存症対策のページ)、厚生労働省
- 全国精神保健福祉センター一覧、全国精神保健福祉センター長会
- 全国の相談窓口・医療機関を探す、依存症対策全国センター
- ギャンブル等依存症対策推進基本計画(令和7年3月21日閣議決定)、内閣官房
- 法テラス・サポートダイヤル、日本司法支援センター
- 消費者ホットライン、消費者庁
- 警察相談専用電話(#9110)などの相談窓口の案内、政府広報オンライン
- #いのちSOS、NPO法人自殺対策支援センターライフリンク
- 電話で相談できる窓口(まもろうよ こころ)、厚生労働省